この前書いたように、オペレーショナルエクセレンスがほぼ構築されている現代では、戦略系の確立が重要になってくる。
近年社会は外部の情報をいち早く取り入れ、その変化が自分の会社にどう影響してくるかを考え、実行しなければならない状況にある。例えば、リーマン・ブラザーズが経営破綻したときに、まったく取引のない会社でも大きく影響を受けている。そのようなときに迅速に企業経営の将来に与える影響の重要性、リスクを発見出来るようなインサイトが必要である。それだけではく、国の企業経営の規制など考えなければならない外部環境の変化が多数ある。
そのような状況の中、企業は経営をして企業目標に達成できるよう行動をし続けなくてはならない。さらに、企業に影響する環境の変化はめまぐるしく変化するので、アジリティのある行動力を持たなければならない。
この行動を今までは経営者の経験や今までの勘で行ってきた部分が多いであろう。しかしながら、これからはITによって経営判断を支援していく時代となっている。
すなわち、EPMやBIといったマネジメントシステムである。これらのマネジメントを卓越したマネジメントシステムにより、ライバル会社との差別化をすることが今なら可能である。
今までがオペレーショナルエクセレンスの時代であったのなら、これからはマネジメントエクセレンスの時代となるであろう。
また、この戦略系システムは基幹系と情報系の2つのシステムがうまく動作していないともちろんうまくいかない。例えばBIは日本語で言えば情報共有基盤であり、その基本となる情報は基幹系と情報系の情報であるので、基幹系と情報系の2つのシステムは必要不可欠となり、ひとつでも違えばBIの情報も間違ってしまうのである。
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