2011年10月24日月曜日

ジョブズのプレゼン これからのプレゼン

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Appleのジョブズ氏が亡くなってから結構経ちました。
Appleといえばジョブス、ジョブズといえばAppleという存在だったので、今後のAppleの製品発表などAppleのイベントや製品がどう変化していくのかが問題ですね。

最近の発表といえばiPhone4Sですが、これは今年初めてジョブズ以外の人が発表した製品ですね。
ジョブズに変わってCEOになったティムクックが発表をしました。
ティムクックがジョブズの完璧な真似をして「現実歪曲フィールド」を習得してプレゼンをしたというのであればジョブズの分身としてプレゼンが出来るのですが、そこは人間ですからなかなかそうも行かない現状があります。

iPhone4Sの発表は人によって評価が別れるところですが、Appleの創立者の一人ウォズはあまりいい発表だったとは思っていないようです。

デュアルコアプロセッサ搭載を2度も言ったり、アンテナが2つに別れたとかの言及があった事に対して、もっと消費者がそれによってどの様なメリットがあるのか、説明すべきだったし、ジョブズならそれをしただろうと。

新しい機能に対してどのように説明するかは色々あると思いますが、ウォズは具体的なマシンのスペックを声を大にしても意味が無いということを言っていますね。
普通の人は携帯のCPUの内容やメモリの内容などはあまり気にしない人が多く、その携帯を使うことで今まで出来なかったことがどう実現されたかを気にかけている場合がほとんどかと思います。
そんな人に対してCPUが変わったとかメモリが増えたという説明をしてもよく理解してくれないですね。

必要なことは「現行ではゲームを始めるのに20秒かかっていたけど、今回我々が作製した新製品はその半分1以下、8秒で始めることが可能になった。」という具体的な話をして説明をすることです。
ただ、それが非常に難しく何回も試行錯誤をして自分なりの説明の仕方を身につけないといけないのですが。
ジョブズはこれを誰よりも魅力的に伝えきり、特殊能力の「現実歪曲フィールド」により観客を魅了することが出来たのです。

おそらく「現実歪曲フィールド」に関しては、そうそう使用可能な人はでてこないだろうと思うのでこれからAppleのプレゼンは、どのように製品の魅力的に伝えきるかというところにかかってきそうですね。

おまけ

元アップルコンピュータのエバンジェリスト ガイ・カワサキのプレゼン法則