この前、といってもだいぶ前なのですが、TOYOTAの部長級の人が新車を購入するニュースがありました。
そこで、よく話す大学の教授に何気なく「TOYOTAの社員はTOYOTAの車を性能の良い車と思っているのですかね。」と言ったところ、2人の教授から「それはTOYOTAの理念に反する。まずありえない」と返ってきた。
別に怖い教授じゃないですよ。
TOYOTAは常に世界で一番悪い車であると考えている。そして問題点を見つけ改善していき、より良い車を作っていく。これは完璧なほどの謙虚さである。これは創立当初から変わらない理念であり、そう考えることによって世界No.1の車メーカーになったのである。
こう考える会社は今では少なくなってきているのではないか。むしろ同業他社をけなしている会社も多く見受けられる。
まあ、反MS企業はそうなるかもしれない。
しかしながら、謙虚さというのはどこにいても重要ではないだろうか。シリコンバレーの企業でもヒューレットパッカードは、おそらく一番謙虚ではないだろうか。特にインパクトのある製品を作ったり、サービスを展開しているわけでもないが、世界No.1のIT企業になっている。これは人間を尊重して接するという、当たり前のことを当たり前にやった結果がそうなったのではないであろうか。
そうした、口では言えるけれども実際にはなかなか出来ないこと、というのは企業の中で変えられないものになってくるのでしょう。
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