2009年3月11日水曜日

PARCが凄いことに

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xeroxの基礎研究所として1970年に設立されたPalo Alto Research Center通称PARCがシリコンバレーにあるのです。
なぜ作られたかと言うと、ゼロックスは紙の会社なので紙が無くなると会社として存在することが難しくなってきます。そして、将来紙が無くなるといった場合困ってしまいますので、「紙が無くならないようにするためにはどうするべきか」ということをメインに作られた研究所なのです。

そこではありとあらゆる分野での研究がされており、1973年には世界初GUI搭載のコンピュータ「Alto」を開発し、イーサネットも同時に発表をした。

その研究所は2002年に独立し、ゼロックスの傘下の企業となったのである。

そこでより一層研究対象が広がり、バイオテクノロジ、ナノテクノロジ、知能システム、民族学、人類学、心理学など、もはや紙の会社とは思えない分野を研究しているのである。
紙の技術で言えば、書いたものが1日後に全て消えるという紙を開発している。

これは一般的な大企業ではまずありえないことであろう。仮に出来たとしても株主から「これは業務と関係があるのか」と言われ、やめさせられるのは火を見るより明らかだろう。
しかし、PARCと同じようなことが出来る会社がもう1社ある。それはアメリカの音響メーカーのBOSEである。

BOSEは音響の専門メーカーであるが、その研究は音響以外でも多くの分野に広がっている。
例えば飛行機のレギュレーターや医療関係や常温核融合などの分野もやっている。
また身近なもので言えば車のサスペンションもやっているのである。これはかなり前から研究を進めており、そろそろ市場に出ると思っている。




このような利益だけを追求した研究ではなく、10年後、20年後あるいはもっと先のことを考えた研究も必要なのではないでしょうか。
確かに、今ある技術を活かして新しいものを作り上げることのほうが重要だと思いますが、それだけではだめなのかと思う。目先の利益だけを考えて行動をするのではなく、将来の世界を考えた行動も重要ではないでしょうか。

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