2009年4月14日火曜日

落石注意

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日本の山奥か、山のある道路では以下のような標識が立てられていることが多い。



たぶんこれと同じようなものを見た人は結構いると思います。

しかし、この標識はナンセンスだ。

なぜならば、落石注意と書いてあるがどのように注意をしたらいいか分からないからだ。

たとえば話だが、これを見て進行方向以外の周りも入念に見たとしよう。しかし、その標識の近くになんと「運転中のよそ見は危険!」と書いてある標識がある。
じゃあ、車のスピードを上げればいいのかと思ってスピードを上げてみても、「この先連続カーブあり!」などと書かれており、スピードを上げることもできない。
また、車を止めればいいのかと言っても、「ここでは駐車禁止」と書かれている。

どうすればいいのですか

これでは完璧に八方塞状態ですね。
落石注意という標識があっただけで、どうすることもできなくなってしまう。

言い換えると、「君は危険区域にいるんだけど、どうすることもできないないのです。ただ岩が落ちてきたらごめんなさい」といっているようなものですね。

それならどうすればいいのかというと、岩などが落ちてこないような仕組みを作らなければならないのである。例えば、岩の落ちてきそうなところに柵を作り、落ちないようにしないといけない。

現代ではこのような頑張ればなんとか対策ができるのだが、これといって対策をせずそれなりの対応しかしない現状が幾つか見られるように思う。
非常に地道な作業かもしれないが、このような当たり前の対策が次につながっていくのではないでしょうか。
かの松下幸之助さんは「雨が降ったら傘をさす。」ということをいい、当たり前のことを非常に重要視してきました。
上の例で挙げると、岩が落ちそうだから標識を作って注意を促すのではなく、落ちないようにしないといけないのです。

訂正:上の標識は土交通省道路局では、この先に路側より落石のおそれがあるため車両の運転上注意が必要であることを指します。なお、「落ちてくる石(岩)」もしくは「道路に落ちている石(岩)」の一方のみに対して注意が必要であるということではありません。とあります。
つまり、落ちている岩と落ちてくるだろう岩に気をつけろということですね。少し解釈が間違えておりました。
ただメインは落ちている岩になるでしょうから、あの標識はどの角度から考えてもナンセンスですね。

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