2011年2月13日日曜日

少子化による日本経済の衰退【無縁社会】

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2011年2月11日にNHKで無縁社会をテーマにした番組が行われていたみたいです。
私は見なかったのですが、Internetで知りました。

Internetはリアルタイムでの状況や物事がわかる時代になりましたので、面白そうなテレビを見逃したとしても大まかな内容はだいたい把握できますね。

2年連続で3万人をこえた自殺、最近さらに深刻化する児童虐待、そして若い世代に広がる孤独死。私たちは、こうした問題を別々の事柄として日々取材してきました。

しかし、そこには、何か共通するものがあるのではないか、そう考えて、議論し、さらに取材を続けました。
そして、見えてきたのが、家族、ふるさと、そして会社とのつながりが急速に切れている社会でした。私たちは、こうした社会を「無縁社会」と呼ぶことにしました。


私は“無縁死”という言葉を初めて知ったのですが、現代では核家族ならまだしも結婚しないで老後を迎え、この世を去っていくという事態が急激に増えているのではないかと思います。

日本は大家族から核家族へ知らぬ間に移行していってしました。
いわゆるサザエさん一家のような家族は稀で、おそらく東京では物価や土地の問題でなかなかそういった家族構成にするのは難しいでしょう。

また、少子化や結婚率の減少の影響は計り知れないです。
この現象が続いていくと、様々な問題が起こりえます。
若者の視点で考えると年金の負担率が増えたり、一人で何十人ものじいちゃんばあちゃんを背負わないといけないので、苦しくなってくるという問題。
また、じいちゃんばあちゃんの視点だと、まずお金を使うきっかけが減るという問題があります。

例えば、車を買うお年寄りはどのタイミングで買うかというと、孫や娘が免許を取った時が一番多いそうです。
少子化だとそのきっかけがほとんどなくなり、経済がうまくまわっていかない要因の一つと考えられます。

また、一番の問題が身元不明という問題です。

近所に仲の良い知り合いなどがいれば、その問題は回避できるのですが、東京だとそういったものはなかなか難しいです。
隣の家に醤油とかを借りに行くというのはなかなか見ないですからね。

したがって、無縁社会というのはもちろん広まってはいけないことですが、人間はどのような繋がりで人と人とが繋がっているか分からないものなので、出来ればリアルでの繋がりを大事にしていきたいものですね。

また、希薄化が進んでしまうと、その分犯罪も多くなってしまいますし、全体的に住みにくい世の中になってしまうと思います。
日本の治安の良さは、これまで人情や人の良さで高い水準を維持できているのではないでしょうか。

それがなくなってしまうと、日本の良さというものは表面上のものだけになってしまいますので、そういった面でも非常に大きな問題ですね。

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