インフォマティカ・ジャパン社は10月13日、BIプラットフォーム「Informatica Release 9」を11月中旬に国内販売いたしました。
その「Informatica Release 9」をこの前使ってきましたので、簡単に紹介していきたいと思います。
「Informatica Release 9」は今まで培ってきた「Informatica PowerCenter」などを含んだ総合的なデータ統合プラットフォームで、データ統合するためのToolが全て揃っている商品です。
以下に内蔵されているToolを簡単に紹介します。
WTLToolの「Informatica PowerCenter」
おそらくインフォマティカ社で一番有名なToolかと思われます。
「Informatica PowerCenter」はWTLToolとして、高いシェアを誇り世界中で愛用されております。
今まではPL/SQLという言語を使って、必要なデータを加工し、使用するデータベースに書き出していました。
例えば、複数のテーブルにある顧客のQ&Aの情報をひとつにまとめて、同じようなQ&Aをなくしたいなどです。
Data Access Toolの「Informatica PowerExchange」
複雑なデータ環境をオンデマンドでアクセス可能にすることができるもので、プログラムを一切記述することなく容易にデータ統合を実現することが可能です。
企業間の合併や買収などで、データ環境がバラバラに存在し、どこに何があるのか分からないときに便利ですね。
データ品質向上の「Informatica Data Quality」
日本ではあまり浸透していない部分がまだまだあるのですが、データの名寄せやデータ・クレンジングといったものです。
例えば、名前をファミリーネームとファーストネームに分けて登録したり、はたまた、入力した電話番号が、650 (xxx)xxxxだったり、(650)-xxx-xxxxだったりする場合があります。
そうしたデータを650-xxx-xxxxなどのひとつの形式に変更するなど、バラバラに登録されているデータを統合し、よりデータを使いやすくするためのものです。
仮想的データ集約の「Informatica Data Services」
今回新しく発表されたToolで、各システムに混在するデータを仮想的に集約し、SQLのビューのような形でデータを扱うことが可能です。
ですので、「Informatica Data Services」で作成した仮想データを「Informatica PowerCenter」のソースとして使用することが可能で、ニューヨークやサンフランシスコなど物理的に離れたデータであっても、同一データオブジェクトのように管理が出来るようになるのです。
以上が内蔵されているToolの概要ですね。
次回は「Informatica Data Quality」と「Informatica Data Services」について簡単に書きたいと思います。
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