2009年2月10日火曜日

最近読んだ本 「きっと芽が出る人」の法則

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最近読んだ本として、江口克彦さんの「きっと芽が出る人の法則」を読んだ。

この著者はあまり聞いたことがないと思いますが、経営の神様といわれる松下幸之助さんのそばで20年以上働いていた人物で、今は松下幸之助さんが創業したPHP研究所の社長をやっている人物です。

一番思ったことは、いつの時代でも大切になってくる「あたりまえのこと」を愚直的にやることが一番の成功の近道ではないでしょうか。

人生において、優れたアイデアやすばらしい製品を作ることは1度や2度はあるかもしれない。しかしながら、それはたまたま閃いて出てきた発想に過ぎない。やはり、必要なのは連続した発想やアイデアではないであろうか。

例えばアメリカのヒューレット・パッカードという会社があるが、その会社はアップルのような斬新さやGoogleのクリエイティビティ性には劣るかもしれない。しかし、1939年に設立してから愚直的にものごとを進めていき、製品を発売してきた。その愚直さが力になり連続したイノベーションを起こし、その結果2006年にIBMを抜いて世界No.1のIT企業になれたのではないでしょうか。

この点で言えばヒューレット・パッカードとPanasonicは非常に似ている会社ではないでしょうか。両社とも世界を変える革新的な製品はあまりだしておらず、とくに目立った行動もしないと思います。それでいても非常に売上高が高く世界の大企業として君臨しています。これは「あたりまえ」の行動をし続けていたからではないでしょうか。
また人を大事にするという観点からしても非常に似ていると感じます。
「うちの会社は製品を作る前に人を作っています」と教えられているのはPanasonicですが、それと同じぐらいヒューレット・パッカードも大事にしており、例えば倉庫には鍵を掛けないで自由に持ち運び自由な方針をとっていました。

ちなみに、松下電器はPanasonicに社名を変えましたが、今までの精神は変わらずに「企業は公の公器である」という意思を貫いています。それはロゴの下のideas for lifeに託されており、生活に役立つアイデアを出し続けるという意味合いを持っています。
出し続けるというものは1回だして終わりなのではなく、何回も出さなければいけないのです。そこで、愚直的に行動をしていき、その努力の中からアイデアが出てくる。
そうした考えがあってこそ長期的な成功が出来るのではないでしょうか。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

パナソニックは三洋電気を取り込んだし
とてつもない会社になる予感がします。
ソニーとは異なり、電器に特化しているのが強みだと思います。

晴彦日記
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