2011年7月31日日曜日

ロボット対人間でライトセーバー対決すると人間が負けるかもしれない

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米Microsoft社の『Kinect』によって制御されるロボット『ジェダイボット』(JediBot)で、ウレタン製の剣(ライトセーバーともいう)を振り回して人間と対決出来るロボットが現れたようです。

最近では『Kinect』を使って、人間の動きをトラッキングしたり人の動きにあわせて行動するゲームが広がっていますね。
今回はそのスターウォーズバージョンです。
さらにMicrosoft社が今年6月にソフトウェア開発キット『Kinect for Windows SDK』を公開したため、Kinectのクリエイティブな応用例は今後もどんどん登場するだろう。

ジェダイボットは、あらかじめ定義された一連の攻撃動作に従って動いている。ジェダイボットが打撃を感知すると――具体的には、ウレタン製のライトセーバーが対戦相手のライトセーバーとぶつかって、ロボットアームの関節にひねりが加えられると――、ロボットアームは跳ね返って次の動作に移る。そうして1、2秒ごとに動作を切り替えている。

また、今回このプログラムで使用している一部は独自開発の特殊なC/C++ライブラリを使用している。
通常のプログラムでは動作の起点と終点を予め決めておかないといけないのですが、今回、スタンフォード大学の客員起業家(Entrepreneur In Residence)兼研究員であるトルステン・クレーガー氏が開発した『Reflexxes Motion Libraries』を使用すると、新たな事象にリアルタイムに対応できるようです。

例えば、ライトセーバーが何かにぶつかったり、Kinectから新たなデータが入ってきたりしたら、このライブラリが新しい条件の下で軌道を計算し直し、目標の位置と速度をすぐに更新してくれるみたいです。

人間で言えば、軌道修正みたいなものでしょうか。
ものごとのバランスが崩れればバランスが整うように方向を修正しようとします。
ただ、修正をするための時間が十分にあれば問題ないのですが、交通事故の直前のように修正に時間がない場合は人間よりも機械のほうが良いでしょう。

将来は人間の動きでは対処できない、コンマ一秒の出来事の対処をロボットがやってくれるかもしれないですね。

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